2008-01-01から1年間の記事一覧

SFマガジンにあの蘇部健一が降臨。なんで?

貴志祐介『新世界より』

んー。んー。薄気味悪い社会システムがあって鼻持ちならない大人が支配していて外にはキモいクリーチャどもがウヨウヨしていて。どの構成要素ひとつとっても面白さ抜群なのに、そいつらが収まるべきところに収まるとなんでこんなに楽しくない小説になるのか…

どっかの誰かのせいでおもむろにフランク・ハーバートの株が急上昇中らしいけど、あんなのを原著で読もうなんて勇気も根性もないなぁ。という同胞の為の1分で読むデューン。邦訳は殊能将之。 HTCPCPを紹介しない時点で片手落ちだと思うんだ。

あぁもう2008年が終わってしまう。結局2008年においても日の目を見ること能わず、しかし翻訳されたら小躍りするくらいうれしい海外作品。 ジョン・ヴァーリィ『デーモン』 ジーン・ウルフが『ティーターン』を褒めていたような記憶があるので「もしかしたら…

むろん『チャイルド44』は読んでいるけど

面白い本なので読んでない人にはぜひとも先入観抜きで読んでもらいたいわけですが(以下、なぜか白い) [気に食わない点をひとつ上げると、あのプロローグが気に入らないんだよね。あれのせいで犯人に余計な「顔」がくっついちゃったのが僕の趣味にあわない…

The BPA『I Think We Gonna Need A Bigger Boat』は2009.01.28らしく。

たしか2009.01.01って言ってなかったっけ? どっかのサイトで華々しく「日本先行発売」とか言ってたのが、もしかして怒られたりしたのかしら。ところでもうン年もビートマニアには触ってないけどToe Jamという曲があったらしい。うん、まぁ、「へぇ」としか…

姫川明『グライディングREKI』の一巻が「発売」されたらしく。

「うん、とても欲しい」と思ってサイトを覗いたものの。。えーっと、180日間ってどういうことだろう? (ヌルヌルとQ&Aを読む時間を4分ほど挟み)なるほど。リアル漫画本を一冊購入できる金額を支払うことで180日間だけどっかのサーバに置いてあるデータを閲…

日曜日の夜はなぜか寝付きが悪いので暇検索。

あっ。それ、すげームカつく。じゃあ、キミの話に従うと、イアン・ワトスンはSFじゃないね。P.J.ファーマーもポルノ脳の屑だし、バクスターなんかラノベ書き飛ばしジャンク野郎だ。オースン・スコット・カードを電車で読むのは恥曝しで、フレデリック・ポー…

Lithops『Ye Viols!』

Lithopsづくし。ここしばらくずいぶんリリースが続くなぁどうしたんだろうなぁ、と思って調べてみたけど、あー、英語読むのめんどくさーい。あと、Thrill Jockeyにもクリスマスがやってきました。素晴らしいプレゼントが貰えます。

Ochre『Petl』

これ。実は買うつもりがなかったりした。4曲中3曲が再録で、唯一の新曲も及第点とはいえ、じゃあ海外の通販サイトを使って購入するめんどくささとどの程度釣り合うかなと考えたら、「じゃあとりあえず、なかったことに」と考えてました。ファン失格です。と…

Lithops『Mound Magnet Pt.2 - ELEVATIONS ABOVE SEA LEVEL』

これ。限定ン枚のアナログ盤は、でもアナログ盤だからってことで扱い難さに辟易させられるけど、どうやらCD化してくれたようです。Tr.13"Serendippo 5"という追加トラックも収録されている模様。これは買い、ですね。ちなみにBleepで買ったときは、僕、こん…

和泉聖治『相棒 -劇場版- 絶体絶命!42.195km 東京ビッグシティマラソン』

久々に出来の良い国産ミステリ映画を見た気がする。チェスになぞらえためんどくさいトリックも萌え萌えだし、つまるところ"The Player on the Other Side"なところも萌え萌え。やっぱり古典ミステリは大事だね。

マット・リーヴス『クローバーフィールド/HAKAISHA』

個人的には「一般人は一般人からの見た目しか見ることができないのですべてを知ることはできない」っていうシチュエーションは大好きなんですけど、この映画のネタはわりとどうでも良さそうだしネットでいろいろ発掘するのもめんどくさいのでそっち方面は放…

たぶん万人にとってどうでもいいことだけど。Mouse on Mars"Actionist Respoke"のつなぎの部分が「あー、ごめーん。なんでもねーや」に聞こえてしょうがない。これの1:17のあたり。ところで、やっぱり同じ人かなぁ。おぉ、なんかもにょもにょするところで切…

Tokyo Flash!!!のアルバム

篠原ともえとKAGAMI。うわーうわーうわー。"Atomic"がツボ過ぎる。これ、早くCD化してくれないかなぁ。

余談。ゼーバルト『空襲と文学』のうち、表題作を読み終えた。昨日出勤時の地下鉄で読み始めて今日帰宅時の地下鉄で読み終えたから実質1時間か。なんと罰当たりなことか。例の、すべてのものに対してある程度の距離を取りながらひたすら改行なしで「そこに見…

SAWの2から4

雨降ってるので遊び歩くのが億劫だった。だから観た。悪かったと思っている。いまは反省している。とりあえず人体損壊しておけば怖がってくれるんだろーって感じの、とりあえずカメラグルグル回しておけば食いついてくるんだろーって感じの、観ている人をど…

Gustav『Verlass die Stadt』

このところジャケ買いで当たりを引く回数が多くなってきた。「NHKみんなのうたで歌うBjork」とか「Aphex Twinの音をバックに歌う戸川純」とか、いろいろ喩えが思いつきました。 一番しっくりくるのは「現代風にリアレンジされたWhite Noise」かもしれない。…

朝起きてふと思いついたフレーズで検索してみたらなんとなく心が洗われたっていう、つまり余談です。

深作健太『エクスクロス 魔境伝説』

基本的にはダメな映画なので評価不可だけど小沢真珠のプライドをかなぐり捨てた素晴らしい演技に座布団2枚。あと、エンディング曲も良い感じ。

オレン・スタインハウアー『極限捜査』

出てたの知らなかった! たぶんタイトルで今野敏の本と間違えたんだと思う(←下手な言い訳)。前作『嘆きの橋』と同じく冷戦時代の東欧のどこかが舞台らしく、またあのゾクゾクとするジメジメ感が味わえるのかと思うとうれしい限り。前作がもう3年も前なので…

本の話ですが、余談です。728ページの例の本を購入するときに、「なんか軽いもの」と思って、こんなものに手を出してみました。美形ヴァンパイア男と人間女のラブストーリー! 心あるホラー・ファンタジーファンであれば「なにか尖ったものを持ってきてくれ…

スティーブン・スピルバーグ『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』

こちらがちょっと浮気しちゃってる間に、本家はすごいことになっていた。観てない人には口アングリしてもらいたいし、観てる人は大絶賛か超ブーイングかの2択だと思うので特に詳しいことは記さないけど、<クリスタルスカル>という言葉にメロメロになっちゃ…

ピート・トラヴィス『バンテージ・ポイント』

『ボーン・コレクター』の映画以来、この手の映画で久々にスゴいものを観たかも。「合衆国大統領が狙撃されたので犯人を追いかける」というだけのストーリーをわざわざ8つの視点から覗いてみるお話。どこかで「羅生門みたい」という評価を観たので借りてきた…

先週の轍は踏まぬ。

Intua『BeatMaker』

iPhone/iPod touch用のアプリ。2300円とお高いけど、どうやらRichard Devineの音を取り扱えるらしい。「どんなふうに?」とか「どんなのが?」ってのはわかりません。とはいえ、Richard Devineの凄いところは、音に加えてあの稠密なビートに依るところも大き…

余談というほど余談でもありません。本の話です。Stanzaが凄いのです。iPhone/iPod touch用アプリで、いわゆるe-bookリーダってやつですか。昔の弁当箱みたいなiPodでは青空文庫とかSciFi.com(だったかなぁ)でダウンロードしたテキスト形式の短編を読んでい…

Plaid『Heaven's Door Soundtrack』

2009年2月にリリースとのこと(→日本盤は2008-12-20らしい)。映画の方は、うーん。。。映画は2009-02、サントラ発売は2008-12-20、ってことらしい。難しいね。ついでと思い久々に『Faster (L8 Mix)』を聴く。これ、抜群に気持ちいいなぁ。

The Future Sound of London『By Any Other Name』

一言で言えば「いま聴くものじゃねーな」。鯛も腐れば食えたもんじゃないということですか。