2006-07-01から1ヶ月間の記事一覧

イリアム(2006.07.21)

これ。「自称SFファンなら読まないといけないですわよっ!」 っていうか「まだハイペリオン読んでません」って言ったら「なぜあなたが読まないんですかっ!」と叱られました。地球化された火星のオリュンポス山のふもとに住む学者ホッケンベリーは、イリアム…

神の仕掛けた玩具(2006.06.01)

これ。「SFマガジンにコラムを連載している、参考書の偉い人」程度の認識しかなかった。失礼しました。 広範な知識が縦横無尽に駆使された(←こういうとき、慣用句でなんて言うんだっけ)コラムを手がける方ですから、そのSF短編集となると、興味が湧かない…

Make: Technology on Your Time Volume 01(2006.08.24)

これ。「モノ」を作り出すテクノロジーが現在のPCと同じように安価に手に入り、専門的な知識がなくても自分の作りたいものを容易に作ることができる時代が近づいています。オープンソースがソフトウェアの世界を変えたように、「工業の個人化」と「ハードウ…

柘榴のスープ(2006.07.XX)

これ。各章にペルシア料理のレシピ付きと申されましても、ペルシア料理ってどういうものなのかまったく見当つかないのです。ペルシャといえば、えーっと、猫と絨毯かな。 え、猫と絨毯で?注目の理由は、訳者が渡辺佐智江さんだから。

シャルビューク夫人の肖像(2006.07.19)

これ。「メモランダはまだかなー」と気を抜いていたら不意討ちされた。 謎の霊薬、人糞占い師、血の涙を流しては死に至る奇病の流行ってだけでもジェフリー・フォード節が炸裂してるのに、屏風の向こうで夫人が語る過去の話とその声だけで肖像画を描く話だな…