SF

ネヴィル・シュート『渚にて』

これ。新訳らしい。これを機に読めということでしょう。ところで『黙示録3174年』は、えーっと…。アホみたいな値段で売られてるけど、腰抜かすほど面白いので未読の方は是非。

貴志祐介『新世界より』

んー。んー。薄気味悪い社会システムがあって鼻持ちならない大人が支配していて外にはキモいクリーチャどもがウヨウヨしていて。どの構成要素ひとつとっても面白さ抜群なのに、そいつらが収まるべきところに収まるとなんでこんなに楽しくない小説になるのか…

Greg Egan『Incandescence』

あれ。いつの間にか出てた。こっちの表紙の方がかっこいいけど、こっちの方がイメージ近いのかな、と思ってます。トレーラーが秀逸。そういえば、ルーディ・ラッカーはなにしてるのかな、と思ったらブログ発見。結構老けた?

ホセ・カルロス・ソモザ『Zig Zag』

残念ながら『イデアの洞窟』は未読であります。しかしこのあらすじにゾクゾクする僕はダメな娯楽小説ファンであります。ダン・ブラウンの『天使と悪魔』だって「CERNだってさー、バチカンで対消滅だってさー、わはははは」とか言いながら読んでる口ですから。

首藤瓜於『差し手の顔』

『脳男』はすげーすげーとゲラゲラ笑いながら読んだ記憶があります。赤外線のトラップを回避するシーンとか、めっさ楽しいじゃないですか。追記: 先日書店で立ち読みしたところ、赤外線じゃなくてワイヤーのトラップでした。

菅浩江『プリズムの瞳』

菅浩江については、『永遠の森 博物館惑星』がわたくしのSFの原点であるがゆえに、見逃すことはできませぬ。タイトル忘れちゃったけど祥伝社の400円文庫で出ていたあれを、友人に呆れられるほどベタ褒めするくらい、大好きなんです。自分にとっては、菅浩江…

A.C.クラーク『幼年期の終わり』

クラークってあんまり好きじゃないんだけど、池田真紀子で幼年期。このシリーズで出たなら読まないわけにはいかないねぇ。いやぁ、ジュリアン激萌えですからね(←バカ)。下巻はいつ出るのかな。ワクワクだよ。

小川一水『時砂の王』

真ん中あたり。小川一水と時間SF。ほぅ。

Nick Rennison, Stephen E. Andrews『100 Must-read Science Fiction Novels』

これ。日本での海外SFオールタイムベストといえば大体わかるけど、海外での状況ってどんなものなんだろう。興味深いよね。ミステリほど極端に違うわけではないんじゃないかなぁと思ってみました。ちなみに序文をクリストファー・プリーストが書いているとの…

樺山三英『ジャン=ジャックの自意識の場合』

「ボクと同世代かな」と思いながら読んでいたら大体似たり寄ったりでした。思弁的マッシュアップとでも申しますか、タチの悪いこととは思いつつもあれやこれや(いわゆるゼロ年代? あはは)の影響下におかれた作品として消化(←わざとです)しました。あた…

アルフレッド・ベスター『ゴーレム100』

読んだよー。感想:「ぜんぜんわかんない」過去に『虎よ!虎よ!』も『分解された男』も読まないままで『コンピュータ・コネクション』をヒィヒィ言いながら(というか半分くらい泣きながら)読んで読んで読んでやっと「すげー。ベスターって神だよ神っ!」…

ケリー・リンク『マジック・フォー・ビギナーズ』

ここの真ん中あたり。〈ヒューゴー賞/ネビュラ賞/ローカス賞受賞〉TV番組のヒロインから奇妙な依頼を受けた少年は、相続した電話ボックスを探す旅に出る……異色の青春小説の表題作他、九篇を収録する第二作品集とのことです。ケリー・リンクってミサイルの…

多重心世界シンフォニックハーツ (下)

これ。いつの間にか下巻が出てた。イマ3だけど、イマ70な作品が「このラノベがすごい」とやらで大賞を取る時代ですから、大アリだと思うんだ。なんにせよ、ぼくは好きですよ。この作品。人には薦めませんが。

Self-Reference ENGINE

ここのどこか。 「……ディファレンスエンジン?」と思いました。たぶん、違うと思います。へぇ、神林長平+飛浩隆推薦で小松左京賞落選。イーガンとヴォネガットってのは、あれか。深堀骨=スタージョン+ラファティみたいなものかな。

Incandescence

これ。来年の、えーっと、5月?(いまだに「月」を覚えられない馬鹿なもので)シノプシス読んでもさっぱりですが、『Schild's Ladder』よりは読めそうな気がする。……ってのは勘違いかな。『Riding the Crocodile』と同じ<宇宙>の話だそうです。ただし、30…

ゴーレム100

笑っちゃうことに、Livedoorではすでに取り扱いを開始しているようですよ。あとは……。テッド・チャンの新刊が83ページという薄さだったとか、ピンチョンもう出てたとか、ミノタウロスは5/10らしいとか、そういえば高野史緒のこの長い沈黙はいったいなんの兆…

ブラザー・オブ・ザ・ヘッド

これ。表紙がたまらん。まぁ、オールディスですから、きっと楽しめる人、ぜんぜんノレない人が分かれると思いますよ。ノレないひとを見て僕は「なんとかわいそうなっ!」と思うことでしょう。ちなみに現在SF過疎地に住んでいるので、今日の物欲本は市内の書…

狼の一族

これ。えーっと、アメリカ編は……第18巻 アメリカ篇 アヴラム・ディヴィッドスン、ジョン・スラデック、R・A・ラファティ、ベン・ヘクト、フリッツ・ライバー、トマス・M・ディッシュ、ウィリアム・コッツウィンクル、チャールズ・ウィルフォード、ハーラ…

The Merchant and the Alchemist's Gate

これ。テッド・チャンの新作が2007年7月に刊行予定とのこと。前作『あなたの人生の物語』が2002年なので、実に5年ぶり。……「ぶり」というか、まだ2作目なんだよなぁ。詳しい情報はまだ分かりませんが、そのうちWikipediaに掲載されることを祈りましょう。

時の眼

これ。バクスターは大好きな作家です。なかでも『天の筏』が大好きです。「重力定数10億倍だから、飲み屋でダンスしていると互いにひかれあう(いろんな意味で)」ってのがオモロイし、奴隷みたいな男の子がエンジニアに拾われて再教育を受け、仙人みたいな…

ゾッド・ワロップ

これ。ブックオフでトマス・ウォートン『サラマンダー』を見つけましたが、なぜかむやみやたらと高かったので105円でこちらを買ってきました。ほかいろいろ105円で漫画を買ってきたのですが、絵がキレイな以外とりたてて特長も何もない斉藤岬と、買ってもど…

最後のウィネベーゴ

これ。2006-12-22に発売すると告知されていますが、どこかで大森望本人が「年内ヤバそう」って仰ってたような。まぁ、「待てば海路の日和あり」と申します。「時間のかかる彫刻」とも申します。気長にゆっくりと待機。(本音を言えば、積読本が多すぎて手が…

ひとりっ子

ここにくる予定(まだないけど)。とりあえず妙なサイトにリンク。うわぁい、グレッグ・イーガン最新刊! 短編集! 12月中旬らしいので、正月の過ごし方決定! 追記: 早川のサイト。「ルミナス」が収録されるのは嬉しい限り。あのアンソロジー、なかなか手…

子供たちの午後

ブログ隆盛のこの御時世、いまごろ書いたって「んなのもう他所で見たわいや」と言われそうですが、最近あまり物欲が蠢かないので、いわゆるひとつのこけおどしというか間が持たない僕の気弱さというか、要するに(という言葉を濫用する人には気をつけろ!)…

ゴーレム100(20xx-xx-xx)

『グラックの卵』の帯をよーく眺めてみたら<次回配本>の文字が見えました。渡辺佐智江さんってばマジでスゴイ! 愛してるっ!『ゴーレム100』(あぁ打ちにくい)については殊能センセーのサイトが参考になる……のかな。いわくガラクタ以下で完全にぶっ壊れ…

ゴーストなんかこわくない(2006-02-28)

これ。あー、くそっ。これは完全に見逃していた。こういう取りこぼしを未然に防ぐためにもあちらの作業を早く完了せねば。最後の職人作家グーラートって一文にドキドキ。しかし祝日だけ象に変身してしまう男って……、なにそれ。

グラン・ヴァカンス(2006-09-22)

これ。いやもう、鳥肌が。買うつもりなかったんだけど、直に見ちゃったら、抗えないでしょ。いい機会だし、再読しましょ。そうしましょ。しかしVRの描写が古いってどんな文句だよ。「君のライトセイバー、ちょっと長すぎない? オレのは、ほら、食パン切りな…

天涯の砦(2006.08.24)

これ。地球と月を中継する軌道ステーションは、いずれ小川一水がすごいものを作ってくれるだろうと思い続けていたガジェット。虚空へと吹き飛ばされた残骸と月往還船〈わかたけ〉からなる構造体が、真空に晒された無数の死体とともに漂流するのは、僕が秋山…

遺す言葉、その他の短篇(2006.09.08)

これ。ぎゃー。ジャケ買い! ジャケ買い!亡くなった老父は多くの家財道具にメモを貼っていたの直後に時間の不可逆性を考えさせる表題作と書かれていて、うわーそりゃ反則だよぅ買わずにいられるかよぅ。そのシチュエーションだけでお腹いっぱいだよぅ。

ラギッド・ガール 廃園の天使 2(2006.10.20)

ここの中ほどに掲載されています。〈ハヤカワSFシリーズ Jコレクション〉仮想リゾート〈数値海岸〉を生んだ?献薀とのこと。叙述トリックか何かでしょうか。SFマガジンに掲載された『ラギッド・ガール』を読んだときは、そりゃあ大変でした。一日中鳥肌が収ま…