むろん『チャイルド44』は読んでいるけど

面白い本なので読んでない人にはぜひとも先入観抜きで読んでもらいたいわけですが(以下、なぜか白い)
[気に食わない点をひとつ上げると、あのプロローグが気に入らないんだよね。あれのせいで犯人に余計な「顔」がくっついちゃったのが僕の趣味にあわない。陳腐な物言いをするとあの本の主軸のひとつは「国家vs個人」で、その国家側と「連続殺人犯」がなぜか同居しちゃう薄気味悪さな訳でしょ。だとすれば犯人にそんな具体的な「顔」なんかいらねーのよ。そこらへんの薄気味悪さは佐藤哲也『妻の帝国』は圧倒的なわけで。だって、外で銃を持って闊歩している奴らの最高指導者は、あまりに無鉄砲な指揮系統を作っちゃったもんだから大量の指令書を送るための切手代がなくて困っている妻なんだぜ?]


おっと、ようやく眠くなってきた。