完了

Saitone『Overlapping Spiral』

こーいうのをチップチューンと言うようです。初めて知りました。でも「こーいうの」と言ったところでこーいうのしか知らなかったものだから、この界隈には飽きてたんだよね。悪くはない。けど、ノスタルジーをくすぐるだけじゃあ物足りないわけ。そこにこー…

Clark『Growls Garden』

帰宅してすぐ聴いた。そこそこのスピーカで鳴らすのはイクナイと気がついたのであわててHD555を出した。普段は嫌うんだけど今回ばかりはとバスブースタを初期値から右にグワンと捻った。これはすごい。聴いてる最中、なにも考えられない。文章なんか書けよう…

Profugus Mortis『So It Begins Another Round』

これは大失敗。帯にシンフォニックでメタルでケルトでフォークって書いてあったものだから、そりゃあもうものすごい勢いで期待してた。確かにバックに流れる音はそのとおりの僕好みのものなんだけど、その上に被さるガイジンシャウトが不愉快すぎる。「もー…

安室奈美恵『WILD/Dr.』

レイ・ハラカミを買うためにHMVに行って、かっこいい音楽が流れていたので店員さんに「これなんてーの?」って訊いたら「あむろなみえ」って答えが返ってきてチョー驚いた。「きゃにゅせれべー」の、あの歯の浮く感覚しか覚えがない僕には衝撃的すぎて。あれ…

It's a Musical『The Music makes me sick』

優しいなぁ。ハンドメイド感漂うフワフワの中にもノリを忘れないしっかりしたメロディメイカーなところが見え隠れして、あたしゃかーなーりーツボにハマりましたですよ。PVはこちら。こらっ、まじめにやりなさい。というか、このノリ、大好きだ。

Jesse Rose『What do you do if You don't』

フィジェットの側面のひとつが「ダサカッコよさ」にあるなら、申し分ないほどに一点突破。肩の力が抜け切ったユルユルのメロディが愛嬌あって素敵。AfraってやっぱあのAfraかね。ヘレンさんからこっち、どうにも話を聞かないと思ったらこんなところにいたり…

Shadow Dancer『Golden Traxe』

"Loader"だけでも聴く価値あり。Vincent de Moorがデコトラの横に変なヘルメット被った兄弟をくくりつけて帰って来たよ!あと、やっぱりXLR8Rには全幅の信頼を置いて間違いないと悟った。

The Subs『Subculture』

「今年はレイヴが来る(プゲラ)」ってのは多方面に対して失礼かな。はっきりいって、ヘタクソ。Gooseの寸止め技術が筋金入りのド根性の賜物であることを思い知った。世の中、好きだからってやっていいことと悪いことがあります。あぁそうさ、帯の文句で地雷だ…

ウィリアム・フリードキン『BUG』

とてもとても楽しませていただきました。暴力夫から逃れて田舎町のバーで働いている女性が、友人の紹介で知り合った男性と付き合い始めるんだけど、その男性が言うところによると、自分は軍とCIAとFBIと警察と病院に追われている、とのことらしいのです。な…

本多孝好『チェーン・ポイズン』

これまた感情移入とは無縁の薄気味悪い話で。悪意も冷酷さもなしに、ただ単純に死ぬことに対するハードルを下げられるだけ、というシチュエーションが薄気味悪い。そのシチュエーションの中にあって、ごく普通に血の通っている考え方と行動をし、でもそれら…

貴志祐介『新世界より』

んー。んー。薄気味悪い社会システムがあって鼻持ちならない大人が支配していて外にはキモいクリーチャどもがウヨウヨしていて。どの構成要素ひとつとっても面白さ抜群なのに、そいつらが収まるべきところに収まるとなんでこんなに楽しくない小説になるのか…

Lithops『Mound Magnet Pt.2 - ELEVATIONS ABOVE SEA LEVEL』

これ。限定ン枚のアナログ盤は、でもアナログ盤だからってことで扱い難さに辟易させられるけど、どうやらCD化してくれたようです。Tr.13"Serendippo 5"という追加トラックも収録されている模様。これは買い、ですね。ちなみにBleepで買ったときは、僕、こん…

和泉聖治『相棒 -劇場版- 絶体絶命!42.195km 東京ビッグシティマラソン』

久々に出来の良い国産ミステリ映画を見た気がする。チェスになぞらえためんどくさいトリックも萌え萌えだし、つまるところ"The Player on the Other Side"なところも萌え萌え。やっぱり古典ミステリは大事だね。

マット・リーヴス『クローバーフィールド/HAKAISHA』

個人的には「一般人は一般人からの見た目しか見ることができないのですべてを知ることはできない」っていうシチュエーションは大好きなんですけど、この映画のネタはわりとどうでも良さそうだしネットでいろいろ発掘するのもめんどくさいのでそっち方面は放…

SAWの2から4

雨降ってるので遊び歩くのが億劫だった。だから観た。悪かったと思っている。いまは反省している。とりあえず人体損壊しておけば怖がってくれるんだろーって感じの、とりあえずカメラグルグル回しておけば食いついてくるんだろーって感じの、観ている人をど…

Gustav『Verlass die Stadt』

このところジャケ買いで当たりを引く回数が多くなってきた。「NHKみんなのうたで歌うBjork」とか「Aphex Twinの音をバックに歌う戸川純」とか、いろいろ喩えが思いつきました。 一番しっくりくるのは「現代風にリアレンジされたWhite Noise」かもしれない。…

深作健太『エクスクロス 魔境伝説』

基本的にはダメな映画なので評価不可だけど小沢真珠のプライドをかなぐり捨てた素晴らしい演技に座布団2枚。あと、エンディング曲も良い感じ。

スティーブン・スピルバーグ『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』

こちらがちょっと浮気しちゃってる間に、本家はすごいことになっていた。観てない人には口アングリしてもらいたいし、観てる人は大絶賛か超ブーイングかの2択だと思うので特に詳しいことは記さないけど、<クリスタルスカル>という言葉にメロメロになっちゃ…

ピート・トラヴィス『バンテージ・ポイント』

『ボーン・コレクター』の映画以来、この手の映画で久々にスゴいものを観たかも。「合衆国大統領が狙撃されたので犯人を追いかける」というだけのストーリーをわざわざ8つの視点から覗いてみるお話。どこかで「羅生門みたい」という評価を観たので借りてきた…

The Future Sound of London『By Any Other Name』

一言で言えば「いま聴くものじゃねーな」。鯛も腐れば食えたもんじゃないということですか。

今日観なかった映画

連休初日を華麗に映画漬けしようと思い、午前中でこんなにしょんぼり。 ムトウユージ『クレヨンしんちゃん 歌うケツだけ爆弾』 シロがメインであるにもかかわらずシロがまったくかわいくないとはどういうことか。(悪い意味の方の)作画崩壊がかなりひどい。…

フランク・ダラボン『ミスト』

嵐の次の日、街は霧で包まれて怪物が跳梁闊歩。スーパーマーケットでの足止めを余儀なくされた主人公はその他の客とともに状況の打開を試みる。という話ではないです。スーパーマーケットにいる多くの客は、それぞれ皆いろんな考えを持っている。怪物の存在…

Leila『Blood Looms and Blooms』

誤解を恐れずに言えば、かなりキモい。気持ちいい気持ち悪さ、ってのは変かな。僕の好きなものの一つの「頭に悪そうな音」が延々、ブヨブヨビヨビヨニュニュニュと流れるの。PlaidとWhite Noiseのど真ん中で大暴れするスタイルが好きならオススメ(って、そ…

autoKratz『Down & Out in Paris & London』

とにかくウルセー。「Simian Mobile Discoが好きなら」ってポップに拐かされて購入。ときどきカッコよくて「うぉう」と唸るけど、10回繰り返して聴ける強度があるかといえば、ちょっと難しいなぁ。Simian Mobile Discoは王道の路線を思いっきりぶち抜いてい…

The Young Punx『Your Music is Killing Me』

人を食ったジャケットがずっと気になってたけどタワレコにもHMVにもなくてウズウズしてたら近所の本屋にこっそり置いてあったという幸せな話。この前の日曜日に買ってから、出勤帰宅自宅でのウダウダ中ところかまわずずっと聴いてる。ノーマン先生に「狂って…

Thomas Brinkmann『Row』

これは覚えている。どっかの国の名前も知らない人に「キミ、Plaidが好きなんだね。だったらThomas Brinkmannがオススメだから聴いてみるといいよ」と言われたから。このたびようやく聴きましたが、うん、いまの気分にはまったく当てはまらないねっ! 4年前な…

Hertz『Perspective』

いつの間に(省略)、その6。Tr.1のダサさは御愛敬ということにしておきましょう(たぶんこれがこのアルバムをいままで聴いていなかった理由だと思う)。Tr.2から休まる暇なく延々ハードミニマル。ハードミニマルなので「ここっ!」っていう明らかな山場は…

Gary Moscheles『Shaped To Make Your Life Easier』

いつの間にか入手していてすっかり忘れていた音楽、その5。μ-Ziqの変名プロジェクトだそうです。オシャレ系ハウスの皮を被ったアシッド。μ-Ziqって名前が好みじゃなかったのでまともに聴いたことなかったんだけど、いい曲作る人だったんだねぇ。食わず嫌い…

Fluke『Progressive History X』

いつの間にか入手していてすっかり忘れていた音楽、その4。むかしプログレッシブハウスっていうよくわからない言葉とともにUnderworldがもてはやされていた頃にそのノリでFlukeも聴いていたと思う。曲のつなぎに収めるように使うと楽しいかもしれんけど、単…

Celtic Cross『Hicksville』

いつの間にか入手していてすっかり忘れていた音楽、その3。かなりフリースタイルなサイケトランス。強烈な四つ打ちで強制的に身体を動かすノリじゃなくて、耳からヌルッと入って脳をハッキングするほうのサイケ。Tr.3"Jade Garden"は、いったい何拍子なんで…