SF

グラックの卵(2006.08.26)

これ。表紙を確認したい方はこちら。「そろそろだよなぁ」と安心してたらもう出てました。うひゃあ。収録作のほとんどが、名前しか聞いたことのない、あるいは名前も聞いたことのない作家ばかりで、しかも浅倉久志編訳なわけで、もう鼻血が出るほど嬉しくて…

James Tiptree, Jr.: The Double Life of Alice B. Sheldon(2006.08.08)

これ。いつも巡回しているサイト(評論家気取りのラノベファンに「古典を読め」と檄を飛ばしたときには思わず手を叩いて喜んだ。そう、そうなんだよ)で紹介されていてビックリしました。かつて、友人の熱心なティプトリーファンとともに「誰か伝記書いてく…

移動都市(2006.09.XX)

これ。タイトルをみて「逆転世界みたい」と思ってあらすじをみたら「逆転世界みたい」と思いました。ケレン味を洗い落とした逆転世界ってことですかね。ま、逆転世界には都市はひとつしかなかったから違うといえば違いますが(でも、そこいらのSFファンに「…

シャーロック・ホームズのSF大冒険(2006.09.05)

これ(上)とこれ(下)。コナン・ドイルの書いたSF短編集かなと思ったらパロディだそうで安心しました(ほら、ドイルさんって痛い人だからさ)。編者はマイク・レズニック。久々に名前を見ました。『キリンヤガ』以来……だよなぁ。 現代SF界の有名作家二十…

イリアム(2006.07.21)

これ。「自称SFファンなら読まないといけないですわよっ!」 っていうか「まだハイペリオン読んでません」って言ったら「なぜあなたが読まないんですかっ!」と叱られました。地球化された火星のオリュンポス山のふもとに住む学者ホッケンベリーは、イリアム…

神の仕掛けた玩具(2006.06.01)

これ。「SFマガジンにコラムを連載している、参考書の偉い人」程度の認識しかなかった。失礼しました。 広範な知識が縦横無尽に駆使された(←こういうとき、慣用句でなんて言うんだっけ)コラムを手がける方ですから、そのSF短編集となると、興味が湧かない…