アルフレッド・ベスター『ゴーレム100』

読んだよー。

感想:「ぜんぜんわかんない」

過去に『虎よ!虎よ!』も『分解された男』も読まないままで『コンピュータ・コネクション』をヒィヒィ言いながら(というか半分くらい泣きながら)読んで読んで読んでやっと「すげー。ベスターって神だよ神っ!」だなんて思っていたのも今は昔。この万全な状態で読んだ『ゴーレム100』だけど、もうね、ぜんぜん歯が立たない。(いろんな意味で)目に見えないゴーレム100を追いかける(いろんな意味で)ワクドキ(いろんな意味で)冒険モノとして(いろんな意味で)抜群に面白いのは当たり前なんだけど、あちらこちらで顔を出すミョウチクリンなネタがあまりに途方もなくて、僕程度の頭じゃ無理ッス。はっきり言って、日本でコレを理解してるのって2人しかいないんじゃないの?(無論、翻訳した渡辺佐智江と解説してる山形浩生ね) 気軽に「R?」とか言えないあたり、悔しいったらありゃしない。こんちくしょう。

なんていうか。あれだ。誰か、助けてくれ。「答えを教えろ」だなんて無粋なことは言わないからさ、お導きを。

……ここ数週間は「最近頭使う読書が苦手になってきてるみたいだからあるがままを受け止めよう」とか考えてラノベとかに手を出してたんだけど、やっぱそんなことしてちゃダメだね。読書するときは頭使わなくちゃいけないよね。あぁ、どうしよう……。リハビリに『時は準宝石〜』とか読めばいいんだろうか。まだあの感覚を覚えているかどうか激しく不安だ。