文学

ジョン・バンヴィル『バーチウッド』

ここの真ん中あたり。栄華を誇ったゴドキン家最後の生き残りがガブリエルは、荒廃した大屋敷に戻った。彼は家族の悲惨な歴史を語りながら、没落の原因を探るが……。作家・佐藤亜紀の翻訳で贈る、ブッカー賞作家の傑作 とのことです。そうか。噂のコレは早川で…

笙野頼子三冠小説集

剛毅なタイトル。ところで『二百回忌』は新潮だと思うし、『なにもしてない』は講談社だったはず。どういうこと?

コレラの時代の愛

これ。今日、ちょっぴり時間が余ったので紀伊国屋でダラダラしていたら発見。いつの間にかこんなの出てた。しかもガルシア=マルケス全小説だって? わお、新潮社、カッコいい。ガルシア=マルケスは読んだことないので、これを機に読んでみたいにゃあなどと妄…

時間割

これ。濃霧と煤煙に包まれた都市ブレストンの底知れぬ暗鬱の中に暮した主人公ルヴェルの一年間の時間割を追い、神話と土地の霊がひき起こす事件の細部をミステリーのように構成した、鬼才ビュトールの最高傑作とのこと。えっと、たしかミシェル・ビュトール…

本格小説(2002.09.xx)

これ。ある人が「水村美苗の『本格小説』を読んでいるのだが、途中に出てくる挿絵がわりの風景写真が鬱陶しい。せっかく物語世界に没頭しているのに、その度に現実世界に引きずり出されてしまう」と書いておりまして、興味を持ちました。もしかしてそれって…

Against the Day(2006.11.21)

これ(→いちおうAmazon.co.jpも)Spanning the period between the Chicago World's Fair of 1893 and the years just after World War I, this novel moves from the labor troubles in Colorado to turn-of-the-century New York, to London and Gottingen…

柘榴のスープ(2006.07.XX)

これ。各章にペルシア料理のレシピ付きと申されましても、ペルシア料理ってどういうものなのかまったく見当つかないのです。ペルシャといえば、えーっと、猫と絨毯かな。 え、猫と絨毯で?注目の理由は、訳者が渡辺佐智江さんだから。