Make: Technology on Your Time Volume 01(2006.08.24)

これ

「モノ」を作り出すテクノロジーが現在のPCと同じように安価に手に入り、専門的な知識がなくても自分の作りたいものを容易に作ることができる時代が近づいています。オープンソースがソフトウェアの世界を変えたように、「工業の個人化」と「ハードウェアハッキング可能な機器の普及」によって変わるテクノロジーと私たちとの関係を伝えるのが『Make』です。
(中略)
日本語版Vol.1のプロジェクトでは「凧にカメラをぶら下げて空中撮影を行う方法」「ビデオデッキを改造して猫の給餌機を作る方法」「水道管で作るカメラスタビライザー」などを取り上げます。

とのこと。解説不要の面白さとはまさにこのことか。
実用的かどうかはともかく。

読みました。
これは素晴らしい雑誌。最高の技術でお馬鹿なことをするハッカーもいれば、最高の技術で最高の道具を最低なコストで作成するハッカーもいるし、僕らには想像もできないところで人生の喜びを謳歌するハッカーもいるわけで、つまり世の中捨てたもんじゃない、実はいたるところにセンスオブワンダーが満ち満ちているんですね。
最後のページの『はじめてのコンピュータ』という記事に泣きました。この本のコンセプトを十分すぎるくらいに伝えるすばらしいエッセイだと思います。
あと、「最近地球温暖化のせいで熱帯病が急速に広まりつつある。さてどうしよう」→「海上に高床式住居を作ればいいじゃん」なんていう人を食ったような記事も最高。