『赤ずきんの森』

同名の映画がもうひとつあるみたいだけど、きっと「つまらないほう」で通じると思う。これは人に見せちゃいけない映画なので、以下あらすじ。

16歳の女の子が一時の過ちで妊娠して、だけど若くて育てられないだろうからという理由で神父さんが勝手に養子に出しちゃう。で、その6ヵ月後にその女の子は友人たちと一緒にハイキングに行くんだけど、それを主催するのは件の神父で、しかもその友人の中にはかつてその女の子を妊娠させちゃった男の子がいる、と。「ここら辺、かつて人食い族がいたんだよー。ところでここからハイキング。歩いて宿まで来てね」と神父に車を降ろされた一行は30キロの行程をテクテク歩く。そしたら女の子、赤ん坊の泣き声を聞く。でもその他のメンバには聞こえないらしい。おっかしいなぁ。そのうち夜になったのでテントを張ることにした一行。女の子がトイレに行ったらハンターに覗かれててパニック。孕ませた男がハンターを追い払う。なんだかんだで双方に誤解のあったらしいそのふたりは、追い払われたハンターがそこらへんを徘徊していたモンスターに食われている最中にいい感じになる。と、そのとき女の子、またもや赤ん坊の泣き声を聞く。近くの古城に行ってみると食われた後のハンターと、まだ生まれて間もない赤ん坊が。妊娠した女の子、赤ん坊を連れて逃げ出すことにする。うわぁ、マジで赤ん坊いるのかよ、幻覚じゃねぇのかよとこちらがドン引きするのにもお構いなしにモンスターに襲われる一行。足滑らせて動けなくなったところを食われたりしたけど、もう一回古城に戻って夜を明かす。朝になって安心と思いきやモンスターに襲われる一行。やっとその御身を曝け出したモンスターはほぼイノシシ。ものすっげブサイク。聡明な作戦(おとりをけしかけて気を奪っている間に上から岩を落として潰して槍で刺す)によりモンスターを殺して一安心と思いきや、実はそのモンスター、モンスターの子供であった。子を殺された親モンスターの逆鱗に触れた一行は、一人食われながらも命からがら逃げ出す。とか言ってる間に、残メンバは妊娠した女の子と妊娠させた男の子と拾った赤ん坊だけになっていたりして。木の上に登ってモンスターをやり過ごしたと思って降りてみたら実はまだモンスターはそこにいて、「お前は生きろ!」とかなんとか男の子は囮になってあっちゃに走っていく。女の子、めっさ走る。途中で保安官が食われるためだけにバギーに乗ってやってきたりしたけどようやっと目的地の宿に着く女の子。神父さんに泣きながら事情を話していると、そこにまたモンスター到来。宿の女主人が食われている隙に宿に篭った神父は「じーざす」とか言いながら女の子と一緒に逃げ出そうとしたら、女の子、すでにモンスターに変身していました。赤ん坊にときどきミルクを飲ませていた女の子だけど、実はその赤ん坊はモンスターの子供で、モンスター菌みたいなものに感染しちゃってたみたい。女の子改めモンスターに神父食われて映画終わり。

ところで赤ずきんは? いやいや、原題は『Wild Country』。輸入した日本人にしてやられたね。てへっ。