わりと最適な形式があったのでおもむろに自分語り。まずSFで。

    • ジェイムズ・ティプトリー・Jr『星ぼしの荒野から』
      • 「尖ってますね」って言ったら「え? 尖ってる・・・?」と返されました。悔しかったのでその日からSF読み始めました。でも、やっぱり尖っていると思います。
  • 5つ
    • クリストファー・プリースト『逆転世界』
    • スタニスワフ・レム『捜査』
    • キース・ロバーツ『パヴァーヌ
    • スティーヴン・バクスター『天の筏』
    • 飛浩隆『象られた力』
      • すげぇのとかちょー面白いのとかたくさんあるけど、読書の嗜好を徹底的に捻じ曲げられたSFはたぶんこれら。プリーストに「いま君が見ているものは目の前にはない」って言われたときは、かーなーりービックリしましたね。『捜査』は、緻密なロジックとか派手なトリックとかなんだとかかんだとか大上段に振りかぶらないと語ることもできないような屑を蹴っ飛ばすいい機会になりました。『パヴァーヌ』は、本物を見て泣くことができたと言うただ一点の事実に基づいて。バクスターはね、「何事も基本が大事」って教えてくれました。「奴隷の男の子が頑張って鯨に乗って人間を救う」っていう単純な物語を知っておかないと、女の子に猫耳が生えただけの十把一絡げに誘導される危険がありますからね。飛浩隆は、「カタドラレタチカラ」って言葉を舌の上でコロコロ転がして、「あぁ、日本人でホント良かった」というところ。
  • 3人


ちなみに本格ミステリで選ぶと

  • 5
    • エラリィ・クイーン『帝王死す』
    • ディクスン・カー『曲った蝶番』
    • アントニー・バークリー『毒入りチョコレート事件』
    • ジル・マゴーン『騙し絵の檻』
    • 北村薫『盤上の敵』
      • クイーンは酸いも甘いも知ると『ガラスの村』とか『第八の日』とかが楽しくなる。カーは、さすがに『わらう後家』を選ぶのは恐れ多いので。ミステリファンだって言ってるくせにバークリーをつまらないと言う人間はきっと不幸だと思う。『騙し絵の檻』は、たぶん最速のミステリ。『盤上の敵』は僕が今まで読んだ中で一番完璧なミステリだと思う。
  • 3人


その他、とかなんとか

    • 『ふわりふわりパン』『ぷかりぷかりパン』
      • 焼きたてパンが街中を飛び回る話だったと記憶している。なにしろ20年以上前の話だ。
  • 5つ
  • 3人
    • さすがに決めかねます。