東京伝説 ゆがんだ街の怖い話

いろいろあって、再び<最底辺>を覗きたくなったので、ブックオフに行って105円で購入してきました。このシリーズの既読本は、マンホールから女の子がコンニチワしてる表紙のヤツのみ(タイトル忘れた)。

救いようのない話ばっかり収録されてて積極的にダウナーモードに切り替えたいときにはうってつけの本。死ぬし、裏切るし、殺すし、痛めつけるし。仇討ちの話もあったけど、それにしたってやっぱり最後までイヤンな気分まっしぐら。とはいえ、『こ*ミス』(←どうやら祟られるので伏字)1位のアレの最初の一編読んだけどさ、やはり僕はデルモンテの伝聞調+超天然系オチのほうが好きかも知れぬ。「救いようのないフィクション」よりも「もしかしたら明日出会うかもしれない実話(っぽいフィクション)」のほうが、よりイヤンな気分になれるでしょう?

僕が怪談とか陰謀とか超古代史などの話を好むのは、つまりそういうことです。

「あるはずないけど、「ない」という証拠はない。だからといって「じゃあ、ある」のかというと、やっぱりわからない」という姿勢を、より理性的な部分でコントロールしながらも、ちょっとだけ足を突っ込んでみるのがロマンってものでしょう。逆に言うと「あるはずないけど、「ない」という証拠はないから、やっぱりある」と考える人のことを、ちょっぴり「足らないな」と思ったり思わなかったり。ほら、そこの、『ダ・ヴィンチ・コード』読んで信じちゃったアナタ。注意したほうがいいですよ。