12番目のカード(2006.09.29)

これ

文春のサイトには情報がありませんのでbk1の紹介を鵜呑みにすると単純な女子高生強姦未遂事件が、実は米国憲法の根底をゆるがす140年前の陰謀に結びついていたらしいです。今回はライムの頭脳が時空を越えるそうで、すわ**かといまから楽しみでなりません。

……えー、つまり、引用も、改変を行わずとも前後の文脈を変えることで、なにやら不可解なものに成り下がるわけですな。
というわけでより正確な情報を求める方は公式サイトを参照しましょう。

僕にとってのジェフリー・ディーヴァーは、というかライムシリーズは常に右肩上がりの完成度を保っているわけで、『エンプティ・チェア』のあとの『石の猿』のあとの『魔術師』のあとの『12番目のカード』なわけで、それはもう何を差し置いても読まねばならんでしょう。
公式サイトを読むとFred Dellray, Mel Cooper and Lon Sellitto (suffering from a severe case of shattered nerves due to a near miss by the killer)だなんて書いてあって、ディーヴァー節が炸裂しそうな予感。ディーヴァーの凄いところは、シリーズ読者が感じるであろうマンネリをサプライズに転換する天性のストーリーテリングにあることは皆様ご承知のはず。
ほら、あなたも今すぐにでも予約しなさい。え、『魔術師』を読んでない?あなた、人生の9割をドブに捨てる勢いで損してますよっ!

ちなみに12番目のカードは吊るされた男です。

追記:

文春の紹介ページがありました。