2006-11-16 時間割 物欲 書籍 文学 これ。濃霧と煤煙に包まれた都市ブレストンの底知れぬ暗鬱の中に暮した主人公ルヴェルの一年間の時間割を追い、神話と土地の霊がひき起こす事件の細部をミステリーのように構成した、鬼才ビュトールの最高傑作とのこと。えっと、たしかミシェル・ビュトールって、ヌーヴォーロマンの人だよね? ヌーヴォーロマンで時間割って、それだけでゾクゾクしちゃう。そういえば『迷路のなかで』をまだ読んでなかった。せっかく薦められたというのに、友達甲斐のないやつめ。