Ochre『Death of an Aura』

素晴らしい。とにかく、素晴らしい。

なにはともあれTr.3"Napoli"が凄い。マンドリンをはじめ各種ストリングスの精妙な絡み合いにOchre的エレクトロニカな処理が加わって、鳥肌たちまくり涙流しっぱなしの超絶的な音楽でございます。似た傾向のFifths of Seven(っつったって、知らないでしょ。モントリオール一派でございますわよ。っつったって、知らないでしょ。じゃあいいよもうっ!)があくまでポストロックからのアプローチであるのに対してOchreはあくまで我らがリチャードさんからのアプローチなわけで、そりゃあこれ聴いて感動しない方がおかしいって話だ。なんども言うけど、傑作。2008年上半期のベスト1。

Tr.4"Raido"もいままでのOchreを新しい側面から見ることが捉え直すことができる良作。そしてTr.6"Threnodie"は、なぜいままでこういうのが世に出ていなかったのか不思議なくらい心地よい音楽。いや、もう、とにかく、どれもこれも最強。

ただし、CDは非売品ですので、Bleepでお買い求めくださいまし。えへへ。

とはいえ。実は僕もBleepでも買った人間でして、つまり二枚分所持していることになるわけですな。愛ゆえに。