現代思想 vol.35-4 2007年3月号 特集=笙野頼子-ネオリベラリズムを越える想像力

これ青土社の方にもリンク

巽=アヴァン=孝之の文章が気になります。佐藤亜紀の文章はたぶん面白いと思います。「こいつに依頼して、ほんとにまともな仕事してんのかよ」と不安になる方もいらっしゃいますが、まぁ、1300円出して買うには十分お釣りの出る特集ではないでしょうか。現代思想ってときどきこういうことやるから大好き。いま調べてみたら、大体1年に1回くらい面白いことやっているようだ。

一方で最近のユリイカは狙い過ぎててイヤン。
ん、いや、違うな。ユリイカはいつでも現代性と対峙しているんだね。できればそれを迎合することなしに、歴史のサンプリング機能を果たしてもらいたいものです。客観性とか、雑誌としての中立性なんか気にしません。ただ、一瞬にして埃を被るような馬鹿だけはやめてもらいたいです。具体的にどの特集とは申しませんが……。