ヴォイニッチ写本の謎

これ。先日、佐藤亜紀『小説のストラテジー』を購入したときついてきた青土社の刊行案内で知りました。

ヴォイニッチ写本には、まったく解読できない文字群と、地球上には存在しない植物が描かれているのは皆様御存知のことと思われます。本書はどうやらその謎に挑むコードブレイカーにまつわるお話のようです。とはいえ、今日に至るまで完全解読できていないことと、手法を完全に説明するには2940円の書籍なんかにゃ収まるわけがないことを踏まえると、いままでの失敗やら「惜しいっ!」って考えやらのアブストラクトを並べたものなのではないかと愚考するしだいです。もちろん、あたしゃその失敗の歴史が読みたいんですけど。

そんな人はまずいないでしょうが、もしヴォイニッチ手稿を知らないという不幸な方がいらっしゃるのであれば、グーグル先生に「Voynich Manuscript」で尋ねればほぼすべてのページが入手できるはずなので、御用とお急ぎでない方は解読してみてはいかがでしょう。まず無理ですが。
まぁ、一度見てみるといいですよ。「うはははは、まるでナブレウス湿原だっ!」とか思いますから。

追記

え……、イリアム? はやく読まないと。