暇検索をしていたら2chにすげー面白いスレッドがあった。なんと佐藤哲也は倒錯していたらしいっ! あ、ごめん。盗作。「『異国伝』の「絶対の危機」は『マックイーンの絶対の危機』のパクリだったっ!」「『異国伝』の「帝国の逆襲」は『スター・ウォーズ/帝国の逆襲』のパクリだったっ!」とのこと。思わず「なんだってーーー!」のAAを貼りたくなりました。おぉすごい、よく見つけることができたね。偉い偉い。そのぐらい漢字が読めるんだったら高校受験は楽勝だったことでしょう。もし来年の大学受験に臨むような度胸があったとして、それでもなお不安だったら『国語入試問題必勝法』を読んで知恵をつけることをお勧めするよ。

じゃあ僕も佐藤哲也のトウサクをダンガイするよっ! 『沢蟹まけると意志の力』仮面ライダーのパクリだっ! 『熱帯』は『イリアス』のパクリだっ! 『下りの船』の「旅程」は『アバター』冒頭のパンドラへと向かうシーンのパクリだっ! 『ピックマンの穴』は『ベルトロガー9』のパクリだっ! 『妻の帝国』は『仕事と屁』のパクリだっ! これを盗作と言わずして何を盗作と呼べばいいのか。さあさあ、反論があるなら言ってみろwwww

ようやく落ち着いたので映画でも見ようかなと。10分ほど自転車を漕いで『第9地区』を観に行くのもアリだったけど、いろいろ買わなきゃいけない本(オッド・トーマスとかね)も溜まってたので『しんぼる』にしました。とても楽しかったです。パッと見で「ディッシュっぽいな」って思ってたけど、いやはやまさか正面切ってその手のネタだとは思ってもおらず。エスカルゴマンのくだりがかなり冗長だとか「食べ物を粗末に扱うな」だなんていうアレなところもあったけど、なんというか、「肌に合う」って表現が一番適切なんだろうかね。ほら、なんかこんな感じだったし。ストーリーに何か仕掛けがあるわけでもなし、「しんぼる」だって見事なまでに正直なタイトルだし、特に映像表現としてなにか秀でているわけでもないんだけど、それでも「楽しかった」って言っちゃうのであれば、それはもう好き/嫌いでしかないよね。

いちおういろんな人の評価を見て回ったけど、んー、そんなに正面切って褒めるの貶すのする映画かなぁ。マクドナルドのハンバーガのピクルス相手に講釈垂れる人はいないでしょう? むしろこの手の褒めるの貶すのが跳梁跋扈しているのとニーア レプリカントが大絶賛されているシチュエーションが僕の中では見事にアンマッチですよ。ニーア レプリカントの中の人に馬鹿にされてる人々が本気で怒る姿を、僕は見たいんですよ。

うん、ニーア レプリカントはつくづく面白いゲームだと思いました。クリシェを手玉にとって真っ向からなぞってみたり逆手にとってみたり、よくよく頭のいい人が考えたシナリオだと思うよ。いま、PS3を修理に出してるので途中で止まっちゃってるけどさ。

某記事に対するコメントに「群論?」ってあったけど、これって円周率を3兆桁計算したよというニュースに対して「割り算?」と尋ねるようなものだと思った。最近、森博嗣を読み直してるんだけど、「犀川は授業で試験をしない」のくだりを思い出しましたよ。

しかし、森博嗣の日本語は読みやすいねぇ、という余談。

常々思うんだけど、女神転生とかドラクエとかFFとか、合成とか合体とか改造とかあるじゃあないですか。で、そのたびにどこかの有志がシミュレートするアプリを作ったりするじゃあないですか。構造だけとってみたらどれもこれも同じようなものなのだから、フレームワークでも作ったらどうなんでしょうかね、と。

あと、.NetにTTBaseを移植したいね、とかさ。

そういう妄想をしながら、Excel VBAのお勉強。

ふと思い立って実家に帰ったものの犬と遊ぶ以外に何をしようというわけでもなかったので綾辻行人『霧越邸殺人事件』を読んだりして。高校生の頃に読んだときはすげぇすげぇと部屋を転げ回った記憶があるんだけど、十ン年後に読み直してみると、うん、いやはや、なんとも。僕の頭には好ましからぬフィルタが備わっているらしい。「主人公が屋敷のドアを開けると外は湖でも吹雪でもなくて底なしの闇。実は、どこからどこまでもが、全部作り話でした。あはん」という内容だと勘違いしていた。なんでだろうね。皆川博子の毒気にやられたか、某ゲームのチェーンソの衝撃を引きずっていたのか、はたまた大説の御大に騙されたのか。巻末のキヨポンの解説の白々しさもまた身悶えを誘う。夜10時に身体を捩りながら「きょわー、恥ずかしい」と叫んだら、我が愛しの大豆が腹の上に乗っかって遊べとはしゃぎ始めた。うん、現実逃避はイクナイ。ちなみに大豆はシーズー。生まれたときに不安になるくらい小さかったからという理由で名付けられたマメという親から生まれた双子のうちの、大きいほう。無論、小さいほうは小豆。よくよく考えてみれば、我が家の犬の名前は考え方次第では虐待だ。生まれた時に読んでいたのがマサルさんだったからという理由だけでメソと名付けられたり、モモという親から生まれた柴犬は小さかったのでモチと名付けられたり、シーズーであるにも拘らずチョビと名付けられた犬(のちに親に尋ねたら「長女で美女だったから」らしい)の子供はチョチからチョッチになり最終的にはちぃになった(僕は最初のころはちぃちぃと呼んでいたが、そのうち父と呼ぶようになった)。ところで犬の話ではなく綾辻の話だが、あぁもうめんどくさいので、そうだゴダードを読もうと、そういうことになり、でも千尋の闇が見つからなかったので一瞬の光のなかでを持ってきた。

さて。

休日出勤中の職場から。

広い職場に一人きりなので、iPhoneでガンガン音楽を流しながら快適な仕事。そう、独り言がうるさい人もいない。キーボードを力任せに打つ人も、咳払いがうるさい人も、ものを食べるときに口からクチャクチャと音が漏れる人も、書類をいちいちバサバサやる人も、自分の失敗にイライラして悪態をたれる人も、仕事の進捗が遅れているからといってひと段落着くたびに上司に聞こえるようにいちいち「できたできた」と漏らす人も、でもやっぱり焦っているからマグカップを机にたたきつけるように置く人も、インスタントコーヒーの蓋を元気に閉める人も、人の話の腰を折る華麗なるスレッドストッパーも、だから周りの人々にイライラされて無視され始めたから余計に話に割って入ってやっぱり腰を折る超華麗なスレッドストッパーも、そんなこんなでつまり人間スキルが足りないようなので上座下座の区別もつかなくてぜんぜん違う部署の人に「客を下座に座らせるとは何事だ」と説教される人もいないわけです。幸せなり。

いまはMouse on Mars"Tape Baby"。頭がおかしい、とてもいい音楽です。

[追記 16:29]

なんぞこのシステム。エラーメッセージをご丁寧にも英語に訳してくれたぞ。読めねぇ。さて、バグ報告。