ようやく落ち着いたので映画でも見ようかなと。10分ほど自転車を漕いで『第9地区』を観に行くのもアリだったけど、いろいろ買わなきゃいけない本(オッド・トーマスとかね)も溜まってたので『しんぼる』にしました。とても楽しかったです。パッと見で「ディッシュっぽいな」って思ってたけど、いやはやまさか正面切ってその手のネタだとは思ってもおらず。エスカルゴマンのくだりがかなり冗長だとか「食べ物を粗末に扱うな」だなんていうアレなところもあったけど、なんというか、「肌に合う」って表現が一番適切なんだろうかね。ほら、なんかこんな感じだったし。ストーリーに何か仕掛けがあるわけでもなし、「しんぼる」だって見事なまでに正直なタイトルだし、特に映像表現としてなにか秀でているわけでもないんだけど、それでも「楽しかった」って言っちゃうのであれば、それはもう好き/嫌いでしかないよね。

いちおういろんな人の評価を見て回ったけど、んー、そんなに正面切って褒めるの貶すのする映画かなぁ。マクドナルドのハンバーガのピクルス相手に講釈垂れる人はいないでしょう? むしろこの手の褒めるの貶すのが跳梁跋扈しているのとニーア レプリカントが大絶賛されているシチュエーションが僕の中では見事にアンマッチですよ。ニーア レプリカントの中の人に馬鹿にされてる人々が本気で怒る姿を、僕は見たいんですよ。

うん、ニーア レプリカントはつくづく面白いゲームだと思いました。クリシェを手玉にとって真っ向からなぞってみたり逆手にとってみたり、よくよく頭のいい人が考えたシナリオだと思うよ。いま、PS3を修理に出してるので途中で止まっちゃってるけどさ。