トム・ロブ・スミス『グラーグ57』

タグの通り。『ダヴィンチ・コード』みたいなエンタメだね。

スターリンフルシチョフの対立に伴ういざこざに利用されてる人々のお話。前作の懸念点がいちばん不愉快なところで結実したっぽい。Wikipediaで収集できる歴史を再話するだけのさして面白くもないエピソードばっかりがダラダラ綴られるだけで、特になにがどうというわけでもない。家族の絆でしょうか? 全体主義イクナイでしょうか? どうでもいいです。

こんなくだらない本を読んでる暇があったら『1984年』と『下りの船』と『嘆きの橋』を読むべきです。