『ブギーマン』

散々ホラーを見てるのに実はブギーマンを観ていなかったというヘマやらかしてた。

新しいことは一切しない代わりに、お約束というか回収可能なサブルーチンというか、とにかくそういう「ベタなもの」をモリモリと詰め込んだ、ホラー映画が好きな人であればニマニマできる作品でした。とはいえ、お話の展開は全編通してきちんと計算されているし、ブギーマンの造形も秀逸だったな。「形がないものに形を与えるのは名前を付けた人」って意味でしょうかね。なかなか素敵な思い付きじゃあないですか。

そんな感じで、この映画の評価は観た人自身の経験に左右されるとは思います。僕は好きです。嫌いな人は嫌いでいいと思います。でも、嫌いだからって「千利休や信長、そして小野妹子」だなんて変な屁理屈捏ねられて駄作呼ばわりされるとちょっとムッとします。