『蝋人形の館』

引越しのバタバタで見逃していたものを、ようやっと落ち着いたので観ることができました。

楽しかった。めっさ楽しかった。

ストーリーは例によって例のごとくフリークがバカ学生を殺しまくるお話なんだけどさ、主人公の兄貴がツンデレでね、自動車泥棒の罪で刑務所入っていたかと思えば実は友人を庇っていたりして、その友人に「どうして罪をかぶったんだ」って訊かれたら目をトロンとさせて「お前には前科がないからさ」とか答えたりしてキャーとか、妹に悪態ついていたくせに指切られて悶絶している姿を見れば心配して抱きついてその目はやっぱりトロンだったりしてキャーとか、もうオマイはいったいなにを狙っているのだ全方位波動砲かよとか思ったわけでした。

別に兄貴がツンデレだから「めっさ」とか言ってるわけじゃなくて、舞台がとある山奥の村で、住人がアレで、全部蝋でできた屋敷があって、武器は現地調達で、とにかく設計がバイオハザード的(いや、住人が襲ってくるわけじゃあないですよ。なにせアレですから)。ラストの逃亡シーンは「これ、ゲーム化してくれねぇかなぁ」と考えながら見てました。ネタバレは避けたいので詳細は控えるけど。

……。

んまぁ、そのぅ、ツンデレとかゲームみたいとかバカなこと言ってますが、いやいやこれこそ正しいエンタメ系ホラーの醍醐味じゃあないですか? どうせホラーったって屑が9割を占めるんだから、じゃあ別のところで屑を楽しまにゃあ損でございましょう?