アミタヴ・ゴーシュ『ガラスの宮殿』

なんだよー。黙って出すなよー。

むかし、『カルカッタ染色体』って本があったの。これがまたすごい本でね、超柔らかくなるまで噛み砕いて言うと「蜘蛛がいないのに一人立ちする『絡新婦の理』(濃縮版)」ってやつ? まだまだ入手可能だと思うからあんまり詳しいこといいたくないけど、陰謀ファンのロマンチシズムをどこまでも逆手に取る厄介な本なわけです。力を入れて読んでみてよ。思いっきり肩透かし食らうから。たしかA.C.クラーク賞取ってたはず。でも、SFなのかなあれ。まぁ、SFでもなんでもいいや。楽しいから。